kenjunsan’s blog

メンヘラと呼ばれる人へ

メンヘラの自己批判とじゃあどうするか

曾祖母ちゃんが死んだ。

 

ついでに言うと、ちょっと前に仕事をやめた。

 

あと正式に妻と入籍した。

 

・・・いろいろあった。

 

 

 

そんなだけど、妻とは毎日ケンカしている。

 

たとえば昨日は、妻が自分の描いている絵が思うような出来ではなかったので不機嫌になった。

俺は妻が不機嫌だと放っておけないので意識がずーっと妻の方を向いてしまう。

本当はこの段階で放っておければよいのだが、お互いにメンヘラなのでたぶんそれはできない・・・笑

「どうしたの?大丈夫?」

ってずっと声をかけてしまう。

妻も俺に負担をかけたくないと思っているので、本当は大丈夫じゃないのにとりあえず取って付けた「大丈夫」という言葉を口にする。

もちろんその声音も表情もとても硬い・・・。

そしてここからいつもの熱いバトル(夫婦喧嘩)が始まるのだった。

 

 

ところで最近、メンタリストDAIGOがyoutubeにUPしている動画を見た。


完璧主義と自己批判が先送りの原因!自分を許して即やる人になれるセルフコンパッションの鍛え方

正直バカにしていた。

メディアに媚を売りよくわからん胡散臭いエセ心理学を語る人くらいの認識だったが、たまたま関連動画に出ていたこの動画を見て、そんなものは吹っ飛んだ。

俺がバカでした!!!!すみませんでしたDAIGOさん!!!!

バカなのはDAIGO様ではない!!俺だったのだ!!

      ド ン !!

 

 

「完璧主義」と「自己批判

うーむ

薄々感づいてはいたが、自分の中で体系立ててその問題を分析してみたことはなかった。

しかし、自分の問題のほぼほぼすべてにこれらが影響を与えていることに気付かされた。

なぜなら、冒頭であげた夫婦喧嘩も根っこの部分はここに繋がるからだ。

結局の所掘り下げていけば、メンヘラの心理的な問題はほぼほぼ自己肯定感の欠落に端を発する。(そのへんの考察らしきものは適当に過去の記事を読んでくれ。久しぶりすぎてどの記事がそういうものなのかとか忘れたw)

 

俺は前々から、育った環境や両親の愛情の不足などが自己肯定感の欠落を生むという話をして来た。

要するに外的要因に問題を全部丸投げするスタンスだった。

(たぶん俺がこのスタンスを取っていたのは、俺自身の自己弁護のためというのもあったかもしれん)

んでんで、メンタリスト☆DAIGO先生のお言葉によると、完璧主義と自己批判というのが「先延ばし」を生むそうだ。

(「先延ばし」についてはwikipediaを各自参照ゥ!!)

見てくれりゃ分かるけど、これはもうまさしくそのとおりだと思った。

俺も自分の行動管理のために、DAIGO先生の教えを忠実に守ろうと心に誓った。

 

問題はそこから先だ。

自己肯定感の不足にもこの「自己批判」というものが影響を与えるのではないかっ?!

俺は気付いてしまったのだ。

そのことに。

専門的なことや精神医学的なものは俺には語れないが、経験則からこれは正しいと思う。

その辺りの判断はまた各自でして欲しいが、「自己批判」をしてしまう心理構造が「自己肯定感の欠落」を助長しているのだと思う。

もちろん元々は生育環境や親の影響が大きいだろう。

しかし、その後の自己肯定感を低いまま縛り続けるのはおそらくこの自己批判だ。

 

現在あなたや俺が持っている身を焦がすような怒りや不快感や無力感や嫌悪感たちは、この自己批判から生まれている。

そもそも自分が大好きで自分への不満がなく、ありのままの自分を認められる人は、いちいち怒らない。

不快感も無力感も嫌悪感も感じない。

なぜなら、その感情のすべては、本来自分に向けられたものだからだ。

それを俺たちは投影という形で他人の中に映し出しているに過ぎない。

 

なにか失敗をした時、たとえば初対面の人とうまく話せなかったとき、

あるいは、仕事でミスをしたとき、

自己肯定感の低い人は絶えず自分の批判する。

なんで自分はうまくできないんだ。

自分は無能だ。

存在する価値なんかないんじゃないか。

そんな思考が頭の中をぐるぐる廻る。

そうしてまた、自分を嫌いになる。

一段と嫌いになった自分がまた失敗をしたときまた自己批判を繰り返し、さらに自分を嫌いになってゆく。

 

というわけでDAIGOさんの動画の中での文脈とは違うが、「自己批判」に対する考えがメンヘラ界にもこのような形で準用できるのではないかと思った。

で、その動画の中でDAIGOさんはセルフコンパッションという言葉を使っている。

自己批判をやめるためにはこのセルフコンパッションをすればいいそうだ。

セルフコンパッション・・・

直訳すると自分自身への同情だ。

自分を責めるのではなく、傷ついた自分に同情する。

従来の考えだと、自分に厳しくするのが美徳とされてきたが、それは心理学的には間違いだそうだ。

自分に厳しくするべきだという考えが自己批判的な人をたくさん生み、現代社会を病的にしているとも言えるかもしれない。

だからそんな中で自分の素直な気持ちに寄り添い、自分の感情に同情的になるべきだという考えが生まれて来るのは必然だろう。

そしてこの考え方が、自己批判のループを断ち切り先延ばしを解消するだけでなく、メンヘラの心をも救うのだろう(かもしれないという希望観測に則って早速セルフコンパッションを勉強することにした。強引にまとめてすみません!!そしてアマゾンで良さげな本をポチった。後日ちゃんとレビューしますたぶん) 

自尊心の育て方―あなたの生き方を変えるための,認知療法的戦略

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