kenjunsan’s blog

メンヘラと呼ばれる人へ

メンヘラの妻と接する上で気をつけていること

メンヘラはなかなかどうして難しい。

しかし、適切なケアがあればたとえメンヘラであっても心の安定を得ることができる。

ただ、間違いなく自分一人で心の闇から抜け出すことは難しいので、周囲の人間の手厚い支援が必要になる。

そこで今日は俺がメンヘラの妻と接する上で気をつけていることを書こうと思う。

メンヘラと付き合っているor結婚している人は是非参考にして欲しい。

また、自分がメンヘラだと思う人も、周りの人に対してこういう風に接して欲しいとうまく伝えられれば心が安定することにつながるので参考にして欲しい。

 

 

①常に一貫した態度を取る

これは一番大事なことかもしれない。

メンヘラの心はいつでも不安定だ。

常に親の顔色を伺い続ける幼少期を経験してきているので、たとえ大人になったとしてもその癖が抜けていないことが多い。

心の中で常に自己否定が渦巻いており自我が拠って立つ基準が存在しないので、周囲の言うことに大きく影響されやすい。(ただし、依存している対象を攻撃されたと思ったら強烈な反発をすることもある。依存対象に自我を明け渡しているからだ。)

これがメンヘラの生きづらさを作る原因の一つになっているだろう。

そこで、メンヘラと向き合おうとしている人は一貫した態度をとらなければならない。

ほんとに一貫した態度を取ることは大切なので要注意ポイントになる。

特に気をつけたいのがメンヘラと喧嘩をした時だ。

喧嘩をする前には愛していると言っていたのに、喧嘩をした時にはお前なんて嫌いだって言ったとする。

そうするとメンヘラの心はものすごく乱れる。

どうすればいいかわからなくなってしまうのだ。

普通の人ならそれ以外の時に愛情表現をしていれば、喧嘩の時にちょっとくらい酷いことを言ってもそこまで気にしない。

しかしメンヘラの場合、その時の言葉で自分の全てを否定されたような状態になってしまう。

自我を支える軸がないので、自分を否定すると思われる言動に過剰に反応してしまうのだ。

それだけならまだマシだが、さらに悪いことにいつもは自分を肯定してくれる人が自分を否定したと思った時にはとてつもなく強烈な自己否定が始まってしまう。

その自己否定から自分の心を守ろうとするために、相手を強烈に否定して自分は悪くないと思おうとするのだ。

(これは補足だが、上記のような強烈な反発をする時にはメンヘラの心はものすごく乱れているため、普通の人から見たら意味のわからない言動をすることがある。いきなり謝りまくったり、次の瞬間には自傷行為をしようとしたり、そのまた次には激しくこちらを罵ったり、挙げ句の果てにその場から逃げ出したり・・・。しかし、そういう言動をすることは激しい自己否定から逃げるための心の働きなのだ。これを理解していないとこちらが参ってしまうので覚えておこう。)

そういうことが積み重なっていくと、メンヘラの心は安定することができない。

メンヘラがメンヘラではなくなるということはつまり心が安定するということなので、メンヘラの心が乱れるような不安定な言動はできるだけ控えよう。

 

 

②とにかく褒める

メンヘラで有ろうと無かろうと、人間一つくらいはいいところがあるものである。

それを褒める。

とにかく褒めちぎる。

メンヘラと付き合う時にはこれが重要だ。

前述のようにメンヘラの心には常に自己否定の嵐が吹き荒れているので、それをやめさせなければならない。

そのためにはとにかく自己肯定感を高める必要があるので、多少無理にでも褒めまくるのがとても効果的だ。

たとえば俺の妻は絵を描く。

それもあってか結構感性が優れているというか、感情が豊かだと思う。

俺はそれを褒めまくっている。

もちろんそれが本当に妻の好きなところだからwin-winなのだとは思う笑

褒めまくって困ることは何もないので、別に10分に一回ペースくらいで褒めてもいいと思う。わりとガチで。

ただここで注意すべきなのは、先ほど話した一貫性の問題だ。

今日まで褒めたのに次の日からは褒めるのに疲れて意地悪なことを言ったりしたら逆効果なので気をつけよう。

 

 

③愛情表現をいっぱいする

これもとても大事だ。

その愛情がどんな形でもいい。

親子愛でも男女の愛でも友人としての愛でもなんでもいい。

メンヘラにはとにかく愛が足りないのだ。

だから、安定的な形で愛情を向けてあげられればそれだけでだいぶ良くなる。

この「安定的に」というのが大事だ。

ところで、多くの場合メンヘラの親もまたメンヘラである。

メンヘラな親が、一貫した愛を子供に注いであげることができないので、その子供もまたメンヘラになってしまうという構図ができてしまっている。

まあつまりここでも一貫性が大事になる。

継続的に注がれる愛がメンヘラの心の傷をふさいで前を向かせることができるということだ。

 

 

④子供の部分を認める

だんだんメンヘラが心を開いてくると、依存が進行していく。

さらにその段階も落ち着いてくると、だんだん幼児性が出てくる。

メンヘラが治っていく過程というのはメンヘラにとって子供時代をやり直すという面が強いので、どうしても子供としての振る舞いが発生せざるを得ないのだ。

この段階を経験しないと絶対にメンヘラが良くなることはないので、向き合うならばしっかり受け入れよう。

子供みたいなことを言っても本当にそれを言ってるメンヘラは子供(これ重要!)なので認めてあげよう。

 

 

実際ここまでできればほんとにすごいと思う。

ここに書いてあることをしっかり守れるなら悪くなることは絶対にないから、信じてくれていい。

最低3年くらいは継続してあげてね。